20th
平成16年9月17日に法人化をして、
今日で有限会社明日桧は20年を迎えることが出来ました。
翻訳などの仕事に就きたかった高校生が文系と理系を選択する際に
国語、古典、日本史、世界史が全くもって出来なかったので、理系を選択して、
その中で選択肢の一つに建築学科があっただけで、
そこから建築学んで、漠然と建築を学んでいたものの、途中で嫌になり、
勤め先の現場が終わると共に次の仕事先も決めずに辞めて、自宅でフラフラしていた所から
家業の手伝いをはじめ、小さな仕事でも喜んで貰えるのが嬉しくて、
幸いにも家業が未だプレカットを導入していなかったのも幸いでしたし、
外の飯を食べて、良いと感じていた最先端の素材やプレカットは
大工の実家に入るとそれ程でもなく、最先端のものは移り変わり、
流行の建材なども経年美化するものではありませんでした。
時代遅れな家業は自然の材料に囲まれて仕事が出来て、
その素晴らしさに気がついたのが30半ば手前そこから点を線につなげてなんとか20年もちました。
見よう見まねでホームページを開設してそこから問合せ頂いたお客さまも始めてだったのと、
見ず知らずの人からの連絡を頂くというのは奇跡に近いものでした。
住宅の事など何も判らない中で大学の1つ上の先輩にもお世話になりましたし、建築家の吉田桂二氏や
構造家の増田一眞さんからも教えを乞う事が出来たのも私自身の大きな財産となりました。
世の中は3か月程で新居に入れるスピードの中で、お客さまも1日でも早く新居で過ごしたいにも関わらず、
こちらのペースでの家づくりにお客さまにもご協力頂いており、
そのような部分でもご理解頂き有難く思います。
お客さまのご支援と良い時も悪い時も支えてくれたスタッフにも感謝いたします。
大変な事はたくさんありますが、ひとときの喜びと形が出来上がった時の喜びをお客さんと分かち合える事も財産だと思います。
笑顔があふれる家と最後を迎えるその瞬間を、病院では無く最後まで元気で自宅で迎えられるような家を造りたいです。
健康な暮らしをつくる工務店 明日桧
50年以上前の事務所前の場所で姉、弟と父のトラックと父作のブランコ