木の魅力
2025.06.24
鶴岡八幡宮の一角のカフェの客席に畳4畳ほどの、大銀杏の樹が鎮座されておりました。
カフェなので1席でも多くお客の席を確保したい所ですが、
それよりも1000年この場所で鎮座していた樹をカフェ内に飾ることを優先されておりました。
大きなボリュームではありますが、思ったほど主張せずに空間の中に溶け込んでいて、
それも不思議な感覚でした。
木の家の魅力は五感で感じる事が出来るのと、経年劣化していき、
色艶が深みを増してきますが、これは木が自然乾燥されたものなので、
木に残された油分が色艶に輝きを増し、粘りのある木になっています。
何より住まわれたお客さんは、「来客に木の良い香りするね」って言われます。
ただ残念なのはお客さんも半年も経てば、木の香りはそのお宅のにおいとなって、
住まいても気がつかなくなってしまう事です。