人は自然の一部である
2023.07.24
今年の2冊目の良い本です。
「人は自然の一部である」 渋沢寿一
明治の実業家 渋沢栄一の曾孫の著作である。
仕事の意義や人生、死についても改めて考えさせられる書でした。
私たちに残された時間の中で、先祖から受け継いできた大切なものを、
命を掛けて守ってくれた大切なものを、便利と欲望だけで、
破壊して全て使い切るような世の中で良いのだろうか?
家族、親戚、近所、日本人、人類と考えれば、人は皆繋がっているわけで、
そのような意識が芽生えれば、分かち合う生活も出来る筈です。
パソコンや携帯電話から導き出される回答はどれも同じような答えになりますが、
必ずしも個々の人生にとっては違う生き方や暮らし方があるわけで、
たくさんの人に気づきを与えてくれる一冊です。